2008年(平成20年)
イメージエンジェル
~人類の平和と幸せを祈念して~
後半に入り、前半の世界各地での大規模な天災でもお分かりのように、2008年は実に難儀な一年と申し上げても過言ではありません。本年「戊子」(つちのえ・ね)年、「戊」は五行(金・水・木・火・土)の中で「土」を表し、「子」は「水」を表します。日本の風水学では、本年を「一白水星」年、つまり「水」を中心とした考え方で物事が分析され、水の流れ→変化多き年→変化に対応できる心構え→人間として内面を磨く→即効として家の中を清潔→お掃除風水等が紹介されておりますが、実際、本場の風水学は奥が深いだけでなく、個人の本質と、当年の運気の調和から始まり、五行では「土」が「水」を攻撃するため、つまり上段の「戊」と言う柱が下段の柱「子」との波長が合わなくなり、即ち衝突が転じて「火」のパワーとなります。
しかしながら個々が清らかな心を持っていれば、心配御無用、たとえ逆境に遭っても不思議と難問は解決されます。これは老若男女、富裕、非富裕に関係なく、「内なる美」をしっかり持っていることが大前提と言えます。逆に自己中心的で日頃から社会との交流を持たない、家族との絆が薄い、慈悲心がない、ひとつでも思いあたるふしがある場合は、今一度ご自身の言論を見直し軌道修正をしてみては如何でしょうか?2009年「己丑」(つちのと・うし)の我慢が必要な年になってからでは遅すぎるものですから。
特筆 中国四川大地震 - 2008年5月12日、14時28分発生 マグニチュード8、僅か地震発生から5秒で地元多数の学校校舎が崩壊、村全体が破壊、瞬時の内に市全体が地獄絵の如く変化、地震の最終死者は推定で8万人は突破するだろうとも言われている此の度の天災は、あまりのすさまじさから復興には少なくとも8年は掛かると言われております。何故、神はこれ程までの試練を人類に与えるのでしょうか?
「戊子」(つちのえ・ね)の「戊」は五行では陽性の「土」にあたり、「子」は陽性の「水」になります。陽と陽がぶつかり遭うとそれだけでも威力は想像を絶し、加えて五行の「土」と「水」とは相性が悪く攻撃性がありますので、良くない要素が同時に表面化したことになります。特に立夏(丁巳月・火の月)の5月5日以降は戊の「土」が夏の火のパワーをアップさせ、「土」つまり“土地”自体がとてつもない破壊力を生み出し、大災害をもたらすこととなってしまいました。本分析は風水学の基本である五行からの発想で、そもそも地震の予知は風水学では物理的に限度があるのも事実です。万物には表裏一体の理屈があるように此の度の大地震が“逢凶化吉”(災い転じて福になる)であることを祈念致します。