鳩山新首相の政権固守は?
2009年8月30日、日本では第45回衆議院選挙が行われました。同日開票が行われるなか、民主党が過半数の議席を獲得で圧勝、麻生太郎首相は選挙惨敗の責任を取り、党総裁も辞任することになりました。これにより近く召集される特別国会で民主党の鳩山由紀夫幹事長が第93代首相として誕生することになります。
曾祖父鳩山和夫元衆議院議長、祖父鳩山一郎元首相、父鳩山威一郎元外務大臣、弟鳩山邦夫元総務大臣を持つ鳩山さんは1947年2月11日生まれ、政治家一色の系譜、豊富な資金力を背景にして祖父鳩山一郎氏の意思を受け継ぎ、年月を費やしたものの“打倒自民党”を実現させることができました。
政権与党の自民党政治に不信感を抱く日本国民は、鳩山新政権に対する期待感は強く、しかしながら消費税の増税、税金の無駄遣いを無くすことを公約していることに対して、鳩山さんに政権を委ねることで、果たして国民は安堵感を得ることはできるのでしょうか?
鳩山新首相誕生を目前に控え、当館の命理分析を発表させて頂きますと、誠に残念ながら鳩山さんの人相からして、一国の首相として政権を固守することは困難であるように思われます。2009年(己丑年)は鳩山さんにとって状況が不利になる年であり、特に年末にかけて退陣を求められる事件が発生します。鳩山さんとすれば、ようやく手にした政権、意地でも簡単にその座を明け渡すことはしない、当然四方八方手を尽くし、難関を乗り切る努力はなさるのですが、例え今年を乗り切ることができても2010年(庚寅年)には形勢がさらに不利となり、結局麻生首相よりも首相任期は短くなることでしょう。
命理学では一般に当人の生年月日と人相を基に分析を行いますが、鳩山さんのように選挙で圧勝が報じられ、テレビ画面からとは言え記者会見に応じている鳩山さんの血色(顔色)から判断して、長期政権が見込める紫の吉色が顔のどの部位にも出ておらず、さらに顔全体から光沢感が伺えないのが気になってなりません。
香港のニュース番組でアジア政治を専門とするある評論家が、日本の国民は今回の選挙で民主党を支持するが、心から支持している訳ではない、さらに民主党議員らの殆どは元自民党議員である、つまり日本の政治・経済の気流は劇的な変化をもたらすことは無いだろう。海外メディアの日本の政治に対する評価は実に淡々としており、“経済大国日本”は過去の事、とのような見方をしていることが伺えて残念に思いました。
2009年8月30日 星海