菅直人政権で日本が変わる!
2010年6月2日、鳩山由紀夫前総理の突然の退陣を受け、その二日後には民主党代表選挙に勝利、首班指名選挙によって第94代、菅直人内閣総理大臣が誕生しました。
1946年10月10日生まれの菅氏は、既に各種世論調査で“時期首相にふさわし人物”と注目されていた中で、菅氏にとって最も良い時期に(2010年旧暦4月に跨っている辛巳(かのとみ)と壬午(みずのえうま)の両月)総理に任命されたことは、これまでの短命総理らに代わって、少なくとも鳩山前総理の残任期(残り3年数か月)までは総理職に従事することと思われます。
6月8日、菅直人政権が正式に発足、今の“乱世日本”をどのように立て直すものか、その手腕が注目されます。さっそく自らの政治信条として述べられた、「国民が不幸になる要素をいかに少なくするか」の表現は、簡単ながらも分かり易く、日本の現状、とりわけ税制、財政再建、社会保障、環境問題、省エネ技術研究の立ち遅れ等、あらゆる難問を包括的に考え、且つ有言実行を心している状況が伺えます。
菅首相の生年月日からも分析できるように、頭の回転が速く、機知に富み、難問を解決して行く素質は確かにあります。一方で短気すぎるところがあり、周囲に敬遠され、人間関係の構築がやや不得手であるのが欠点であり、それは菅首相の人相の奴僕宮(頬の形)から見ても判断が付きます。また、女性スキャンダルにも巻き込まれやすく、異性問題が発端となり他の問題が浮上し、挙句に自らの首を絞めるような状況にならないようお気を付け下さい。
菅首相の任期中に伴い、日本の経済情勢はある程度回復が見られ、首相の政治・経済手腕は内外で正しく評価されることでしょう。しかしながら、任期の3年数か月以降は、速やかに退陣を決意下さい。実際、政治家がステージから降りるときは、一大局面の任務を成し遂げたことに誇りを持ち、鮮やかな「引き際」を飾ることには相当の決意と智慧が必要なものですから。
2010年6月10日 星海