第5回 酒井法子
2009年8月8日夜8時頃、“のりピー”こと酒井法子さんが覚せい剤取締法違反(所持)で東京都内の警視庁に出頭、正式逮捕のニュースが日本のみならず、香港、台湾等の中華圏にも流れ、衝撃が走りました。今回の事件に関連し、法子さんの生い立ち、デピューから現在に至るまでの清純派アイドルとしての数々の実績、それに加え、結婚、出産、ママドルとして活躍等、ネット上でも様々な意見が飛び交っております。
1971年2月14日生まれ、芸能生活20年以上となる法子さんは、ドラマでの役柄にある誠実でクリーンなイメージが強いので、此の度の逮捕劇に至るまでの常軌を逸し行動は、ファンならずとも信じられない、信じたくない!と言うのが本音であると思われます。
“夫の勧めで数年前から覚せい剤を使用することになった。”との供述をしている法子さんですが、命理学研究の立場からすれば、“これ程までに伴侶が原因で運命がズタズタにされてしまうものか!”と言う実例そのものに複雑な気持ちでおります。今回の事件はたまたま大衆人物である法子さんの身に起こりましたが、この事件を単なる人事にせず、これを機に命理学の基本理念でもある「命・理・性・心」と照合しながら、各人が人生について今一度深く考えてみることになればと思います。
「命・理・性・心」で言う“命”は天を表わし、“理”は命から生まれる存在であり、その“理”から人生を左右する“性”が生まれ、“心”はその性の本体となります。つまり、人は邪な考えや強い誘惑により心が動かされ、貪(むさぼ)りに負けてしまい、慾海へとなだれ、強いては人生のトップから奈落の底へと突き落されてしまう訳です。
人相の中で結婚相手の良し悪しを見る鼻運(財帛宮)からでもわかるように、法子さんの場合は夫となる人から安らぎを求めることは難しく、夫からの面倒を避ける唯一の自己防衛方法となるのは、夫となる人、少なくとも10歳以上であること!となります。人相なんて当てにならないと言う考えをお持ちの方もこの世には多々おりますが、実際人相見が多少分かるか否かで人生に影響が出るのも事実です。年令が近く、見ためハンサムな夫であっても、妻の足を引っ張ることになる、そのような命運であることを最初から分かっていたら、人生の最悪事態は避けることができるものです。
人生は山あり谷あり。長年トップアイドルに君臨してきた法子さんの前途はファンの皆様の応援次第です。法子さんが自身の行為に猛省をし、罪の重さとその事実を受け止め、社会人として、一児の母親として一日も早く更生し、社会復帰を果たしてほしいものです。
2009年8月9日 星海