特記事項 - 2008年冬季
ここでは日本の冬を題材とし、それに伴う社会情勢を風水的見地にて特筆します。本年(戊子年)も残り少なくなり昨冬同様今年の日本は厳冬となりますが、昨年との違いは冬の到来が比較的早く、長い冬を迎えることになります。厳冬でありながら雨量が乏しく日本は記録的な大寒波に見舞われるでしょう。
秋口後半からの世界金融大危機は日本にも波及し、今冬も経済の混迷は続きます。しかしながら厳しいご時世の中で勝ち組みとなるビジネスも出現します。例えばダウンジャケット、羽毛布団、環境にやさしい暖房器具類等の売れ行きは好調となり、飲食関連ではお鍋料理のように食べると芯から身体が温まり、しかも良心的価格にて温かメニューを提供できるお店が話題を呼ぶでしょう。
厳冬によって大雪をもたらし、冬のスポーツであるスキー・スノーボートツアーが注目されます。特に海外からの観光客が北海道等の冬の観光地を目指しますので、この間はパッケージツアーの売れ行きは上々となるでしょう。経済活動が低迷になると人々の消費意欲も薄らぎレジャーに出掛けることを控えてしまう傾向となりますが、北海道ツアーに関しては逆に観光客で賑わいを見せます。
日常生活でも無駄な消費を抑えることが念頭におかれるため、外食よりも家庭料理、企業戦士のお父様方も終業後は早めに帰宅をするようになり、従来の生活スタイルにも変化が現れます。
筆者の風水理念である三徳(天徳・地徳・人徳)に基づき説明を加えますと、日本は今冬“天”の意で厳冬を迎え、そのような現実に“地”の政治・経済は、矢継ぎ早に国力が試されるような険しい局面に陥ります。天地異変の中で“人々”は世相不安と共存しながらも身近な生活問題の打開策を模索、即ち険しい現実社会との戦いが始まります。世界中で生活コストが嵩んでいるなか、国家の将来にまで打撃を与えかねない今冬の現実に、日本は国として早急に対応策を打ち出すこと切望してやみません。
2008年10月22日 星海