2009年(平成21年)
財禄双全
~古来財富玉壁琉璃~
海外で生活していましても日本国内の動き、とりわけ政治については目が離せない状況です。阿部首相に続き、福田首相も任期途中の一年余りで退陣、麻生太郎新首相への期待は日増しに強まるのは当然ですが、自民党の政権担当能力自体が疑問視されている中で新首相が果たして混迷した日本の政治、経済の立て直しを実現することができるのか?政権発足以来その手腕に注目が集まっております。
2009年「己丑(つちのと・うし)」、筆者の研究ではアジア諸国を代表する日本は政治、経済共に混迷が続き、何故ここまで不調なのか?何が原因でここまで痛切なのか?国民の政府への不満は高まり、景気への懸念が一層煽り立てられるような一年を迎えるように思われます。
“人相学と風水学の関連性”を軸にしてみても、麻生首相の特徴ある人相から日本に政治危機が発生、さらにある種のスキャンダルが決定的原因となって、職責を果たすことが困難となり一年以内で首相の座を退陣するような事態に追い込まれることが見受けられます。国民は視界不良の経済状況の中でも、防御の一環として自己資金の管理を確実にし、貯蓄に精を出すなど無駄な出費を抑えるように心がけて欲しいものです。
不況の日本とは逆に、中国は更なる経済の発展が見込まれ、これは胡国家主席、温総理の人相からもその余裕が見受けられます。先の福田政権下で大幅に改善されたアジア外交が麻生首相にも受け継がれ、互恵に繋がる新たな関係が生まれることを期待したいものです。
己丑年では香港は政治統制に遜色が表われはじめ、市民の間で政府への不信感がこれまで以上に生まれます。同時に子供に係わる事故で死亡件数の上昇、大惨事を引き起こす交通事故の多発も心配されるようです。
世界各国で大型台風の多発、大雨、水害をもたらした2008年「戊子(つちのえ・ね)」とは逆に己丑年は雨の少ない、渇水被害に悩まされるようです。農作物の不作が物価の高騰を招き、国民のやり場の無い怒りは、政府に向けられると言うのが己丑年の特徴です。
2008年10月6日 星海