人相学と風水学の関連性
風水学同様、既に人相学・手相学も広く世に伝わっておりますが、些細なことがきっかけで、“人相は常に変化するもので、当てにすることはできない!”との見解を日本では一部の風水師だけでなく、
数多くの方々もそのように考えていることを知り、愕然としました。
恩師Master Lauより風水学を伝授、学生らは人相学も同時進行で必修することとなっており、その理由は風水学と人相学はたいへん密接な関係にあり、風水学同様奥深い学問である人相学から、 その人の生き方、智慧の有無、健康状態、さらに今現在どのような環境で住まいを構えているか、と言うことが瞬時に判明できるからです。人相学と風水学は別物ではなく、表裏一体の関係、 “風水鑑定の結果如何が人相に影響を及ぼす”、 これは動かざる事実とは言え、“人相は当てにはできない!”長年そのように信じて止まない方々でも、以下の説明でその事実を認識して頂けることを確信しております。
人相と言えば、「五官」つまり顔の中にある5つのパーツ、眉、目、鼻、耳、口の形を分析することが大前提のように思われがちですが、古来中国では数多くの相法が存在しており、 中でも代表的なのが、顔の中を大きく三つに分ける三停六府相法をベースとし、各部分と面相十二宮を合致させ、 プラス自然界のエネルギーである五行つまり五星(金星・水星・木星・火星・土星)の概念で季節運を判別、 そして個人の運気の波動を知るために気色(顔色、血色、色艶)を重要視します。即ち人相学の中では気色の判別が最も難易度が高く、香港でも気色の判別が確実にできる専門家はそう多くはおりません。
顔の中の5つのパーツ及び鬚、ホクロ、シミ等だけで運気を読み取るとすれば、それはあくまで外面的な顔占いの域に留まり、 より内面的な事柄を総合的に鑑定する人相学ではありません。さらに奥深い内面を読み取る場合は、 身体全身の骨格・歩き方、座り方、しぐさ、声質、笑い声、髪の健康等を看る中国の人相学古書「冰鑑」からの理論も熟知する必要があります。まるで料理人の実力で、 良い味付けが出せるか否かで料理そのものが注目されるように、“鑑定の出来具合、担当風水師のレベルの度合いが、早ければ鑑定後の数日以内に依頼主の人相から判明可能”であり、 同時に運命と向き合う人相学・風水学の総仕上げでもあります。
三停は上停・中停・下停、六府は上二府・中二府・下二府。面相十二宮は以下になります。
1.命宮(眉間)
2.官禄宮(額の真中)
3.遷移宮(左右の生え際)
4.兄弟宮(左右の眉)
5.田宅宮(左右の眉と目の間)
6.福徳宮(左右のこめかみ)
7.妻妾宮(左右の眼尻)
8.男女宮(左右の目の下)
9.財帛宮(鼻の先と左右の鼻翼)
10.疾厄宮(鼻すじ)
11.奴僕宮(左右の口の下、顎)
12.父母宮(額、左が父/右が母)
*人相鑑定における注意点:国籍・人種・整形歴の有無に関係なく午前中に鑑定を受ける方が良い。空腹状態がベスト、女性の場合は素顔で。