風水の基本概念 - 二十四節気
風水は基本的に旧暦をベースとして鑑定され、八宅派玄空風星風水では180年をひとつの周期とし、三元九運に分類されます。「上元」を一運、二運、三運、「中元」を四運、五運、六運、「下元」を七運、八運、九運に分類、各運を20年周期とし、さらに当年の天干地支(十干と十二支)との組み合わせにより当該年の動向を判断します。
二十四節気は季節を正しく示すための分類で、より詳しい風水鑑定をする場合には不可欠な基本概念です。ちなみに2008年(平成20年)の立春入りは、2008年2月4日
つまりこの日から正式な戊子(つちのえ・ね)鼠年の始まりとなります。
春 (一月~3月 寅、卯、辰)
立春 ・ 雨水 ・ 驚蟹 ・ 春分 ・ 清明 ・ 穀雨
夏 (四月~六月 巳、午、未)
立夏 ・ 小満 ・ 芒種 ・ 夏至 ・ 小暑 ・ 大暑
秋 (七月~九月 申、酉、戌)
立秋 ・ 處暑 ・ 白露 ・ 秋分 ・ 寒露 ・ 霜降
冬 (十月~十二月 亥、子、丑)
立冬 ・ 小雪 ・ 大雪 ・ 冬至 ・ 小寒 ・ 大寒
中国伝統風水では、八卦に含まれている震(東)、離(南)、兌(西)、坎(北)をそれぞれ春、夏、秋、冬と分類し、各卦には六種類の爻(こう)つまり象があるため、四つの卦で合計二十四個の爻を代表し、即ち二十四節気となります。
毎月ふたつの節気が発生し、季節の区分に伴う植物の生息、冬眠から覚めた動物、虫類等の生態の変化など、季節の変わり目には情緒が不安定になったり、周りの人間との波長が合わなくなったりと突拍子もないことが発生しやすくなります。一般社会では、株式市場での株価の乱高下、銀行金利の引き下げ、それに伴う不動産市場の好調、不動産バブルの発生など、客観的要因による環境の変化で、人は物事への執着心から、判断力が鈍ってしまうことも有り得ます。近年、世界各国が真剣に取り組んでいる環境破壊問題を含め、人間社会との影響を節気の変化とうまく配し、数多くの難問を緩和から調和、調和から解決へと結びつけたいものです。